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おもいのままに・・・


by y3197032
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新春飛鳥巡り

新春飛鳥巡り_a0023506_21243879.jpg新春飛鳥巡り_a0023506_21253374.jpg明日香村は橿原神宮駅前のレンタサイクルで借りて駆け抜けてきました。まずは小墾田宮跡へ。ここの宮は余り知られていませんが、推古天皇が601年に遷都し、様々な施策を行った宮殿でこれからの注目スポットです。
そこからは散々迷走し、田んぼや畦道を通り山田寺跡へ。この寺院は「日本史」に出てくる人物でも長い名前の蘇我倉山田石川麻呂が建立した寺院です。乙巳の変(大化の改新)で重要な役割を果たし右大臣に登用されたものの、自害に追い込まれてしまった悲劇な人物です。この山田寺が有名なのは、本堂にあった丈六仏像の頭部が興福寺に現存し、国宝に指定されているからです。なぜ興福寺かと言うと、1187年に僧兵が奪い去ったからです。酷い話です。そんな山田寺の東回廊が再現されている飛鳥資料館へ。時期が良く「飛鳥の考古学2007」と言う企画展が開かれており、高松塚古墳石室解体に伴って墳丘からはぎ取った地層の断面(縦約3メートル、横約8メートル)を見る事ができました。この資料館はステキな石造物が沢山ありました。
新春飛鳥巡り_a0023506_2126027.jpg新春飛鳥巡り_a0023506_21261853.jpg藤原鎌足の誕生地・大伴夫人の墓、飛鳥神社、水落遺跡を見た後、飛鳥寺へ。ここは596年蘇我馬子が発願して創建された日本最古のお寺です。今は、ひっそりと講堂が建っているのみですが、発掘調査では、東西200m、南北300m、金堂と回廊がめぐらされた大寺院だったようです。講堂には、本尊飛鳥大仏が祀られています。606年に推古天皇が中国渡来した鞍作止利仏師に造らせたそうで、東大寺大仏よりも150年年上だそうです。この飛鳥大仏は2度の金堂消失と一時期雨ざらしになるもののずっとこの場所に鎮座したそうです。関係ありませんが、職員の方と色々な話ができてよかったです。これぞひとり旅の醍醐味かな。
新春飛鳥巡り_a0023506_2149869.jpg新春飛鳥巡り_a0023506_21502274.jpg飛鳥板蓋宮跡、石舞台古墳を経由し、聖徳太子が誕生した土地であるとともに建立した橘寺へ。左右に善相と悪相が彫られており、人の心の二面性を表現しているという二面石を食い入るように見てしまいました。その後亀石、天武・持統天皇陵、高松塚などを見て橿原神宮へと戻ってきました。そして初詣も済ませてきました。
今年は昨年と違い一発目から大吉でした。幸先のよいスタートがきれそうです。
by y3197032 | 2008-01-11 22:46 | ぶらり旅(関西)